DEJIMA

Future Factory
~ アイデアを形に変える場所 ~

イベントレポート
Innovators' Talk #1 秩序を激変させるデジタルトランスフォーメーション
〜小売、自動車産業、そして多業種の近未来予測からの戦略の策定〜

Innovators' Talk #1 秩序を激変させるデジタルトランスフォーメーション 〜小売、自動車産業、そして多業種の近未来予測からの戦略の策定〜

2019年1月22日、Innovation Space DEJIMAにて「Innovators' Talk #1 秩序を激変させるデジタルトランスフォーメーション  〜小売、自動車産業、そして多業種の近未来予測からの戦略の策定〜」が開催されました。

Innovators' Talkとは?

新規事業開発担当者向けに業界第一線のエキスパートをお呼びし、インタラクティブに学ぶ機会をご提供する Innovators' Talk シリーズ。世界中のエキスパート・ネットワークを構築する株式会社ミーミル(ユーザベースグループ)、デジタルテクノロジー領域のコミュニティ創出を推進するInnovation Space DEJIMAが共催で、定期開催していきます。

ゲストスピーカーとして、MIMIRクオリティエキスパート/NewsPicksプロピッカーの田中道昭氏をお招きし、小売産業のデジタルトランスフォーメーションの戦略的な分析をはじめ、自動車産業、多業種の近未来予測から、戦略策定について深く学ぶ場となったイベントの模様を、グラフィックで振り返ります。

企業が実行すべき「デジタルトランスフォーメーション」とは

01 秩序を激変させるデジタルトランスフォーメーション ~小売、自動車産業、そして他業種の近未来予測からの戦略の策定~

自動運転車の開発に見る、中国企業のスピード感

2019年1月、米国・ラスベガスにてCES2019(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー:世界的な電子機器の見本市)が開催され、会場には多くの自動運転車が並んだ。

注目すべきは、中国の企業「百度(baidu)」の社会実装のスピードだ。利用者のニーズを満たしつつ、既定ルートのみを走行する路線バスへの自動運転車の導入開始、量産体制への移行と、極めて戦略的な開発と実用化が進められている。

また、日本のパナソニックやデンソー、韓国のサムソンなど、自動車メーカー以外の企業からもコンセプトカーが発表されており、もはや車=自動車メーカーだけの産業ではないことがうかがえる。

02 中国・百度(baidu)の自動運転車

(各国の自動運転車への取り組みについての詳細は、「家電見本市で「クルマ」がかなり目立ったワケ 自動運転車への取り組みはここまで広がった | 自動運転 - 東洋経済オンライン(2019/01/13)」にて発表されている)

また、各国の自動運転車等の開発状況の比較についても紹介があった。社会実装までのスピードの違いについて、自社の産業の場合に置き換えて想像してみてほしい。

03 自分の産業におきかえると…?

未来を作るのは、人の意思や価値観であると言われる。テクノロジーの未来を予測するため、米国、中国の国内事情について「PEST」の4要因を用いて比較した。

04 米国と中国を、4つの要員“PEST”で比較する

顧客へのサービスは、目に見えない(意識されない)ものになる

「地球上で最もお客様を大切にする企業を目指しています」。顧客至上主義で知られるAmazonのCEO、ジェフ・ベゾス氏が考えるこれからのCX(カスタマーエクスペリエンス:顧客の経験価値)は、顧客に「取引をしている」「サービスを受けている」ことを感じさせないというもの。

そのときテクノロジーは、生産性向上や人手不足の解消ではなく、顧客の持つ本能や欲望に応え、ストレスの原因を取り除き、快適でスピーディーなサービスを提供することを目的として活用される。

今後、顧客に対して、いかに「より分かりやすい、便利な、手間や時間がかからない、楽しい…」といった価値を提供できるかがますます重要視されていくだろう。

05 Amazon CEO ジェフ・ベゾスが考える“CX:顧客の建研価値”とは…?

企業文化を、スタートアップのようにスピーディーなものにしよう

企業が大胆なビジョンを持ち、スタート後に高速でPDCAを回していく「スタートアップ的な企業文化」を持つことで、テクノロジーの進化は加速する。

例えば、かつて「日本唯一のユニコーン企業」と称され、急激な成長を遂げた株式会社メルカリは、バリューとして「Go Bold - 大胆にやろう」を掲げた。

Amazonのジェフ・ベゾス氏は、企業が創業1日目の緊迫感を持っている状態を「DAY1」、停滞した状況を「DAY2」と呼び、成長のため、常に「DAY1」であり続けることを繰り返し発信している。

あなたの会社が過ごした今日は、「DAY1」、「DAY2」のどちらだっただろうか。

そして、あなた自身は今日一日を、あなたにとっての「DAY1」、つまりはあなたにとっての「初日」(社会人1日目、転職1日目、起業1日目・・・)のような気持ちで過ごすことができただろうか。

もし「DAY2」であったなら、どうすれば「DAY1」となり、スピード感ある企業文化を育むことができるのかを、序盤で問いかけのあった「目標を一段高くするためにはどうするか」と併せて、ぜひご検討いただきたい。

講師紹介

田中道昭氏(MIMIRクオリティエキスパート/NewsPicksプロピッカー)

大学教授×上場企業取締役×経営コンサルタント
立教大学ビジネススクール(大学院ビジネスデザイン研究科)教授。シカゴ大学経営大学院MBA。
専門は、企業戦略&マーケティング戦略及びミッションマネジメント&リーダーシップ。三菱東京UFJ銀行投資銀行部門調査役、シティバンク資産証券部トランザクター(バイスプレジデント)、バンクオブアメリカ証券会社ストラクチャードファイナンス部長(プリンシパル)、ABNアムロ証券会社オリジネーション本部長(マネージングディレクター)等を歴任し、現在は株式会社マージングポイント代表取締役社長。小売り、流通、製造業、サービス業、医療・介護、金融、証券、保険、テクノロジーなど多業種に対するコンサルティング経験をもとに、雑誌やウェブメディアにも執筆中。

著書
アマゾンが描く2022年の世界 すべての業界を震撼させる「ベゾスの大戦略」(PHPビジネス新書)
2022年の次世代自動車産業 異業種戦争の攻防と日本の活路 (PHPビジネス新書) ほか

https://mimir-dejima-01.peatix.com/より抜粋

記事、グラフィック制作

なかそね ことみ
info@sonecco.com